金庫に入っているお金を眺めるのが趣味なんです

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私の趣味を言うと、ちょっと「えっ?!」となるかもしれませんが、金庫に入っている現金を眺めることなんです。よく、通帳に記入された預金額を見ることが楽しいという人がいますが、あれと同じようなものだと思うんですけどね。ただ私の場合は現金そのものを見るのが幸せであって、金額を見ることではないんですよ。金庫の中に貯められた札束を見るたびに、その量を実感して幸せになれるんです。通帳の金額はたったの1行で済んでしまっていますが、現金となると増えれば増えるほど体積を増し、増えている実感が湧くんですよね。「ああ…こんなにお金がある…」と目で見て、感じて、実感できるんです。お金が好きな人にとって、これほどの幸福はないでしょう?

でも、その代わりやはり危険はあります。現金が入っているということはつまり、金庫を開けられたらそれで終わりということです。通帳であればお金は銀行にあるので、引き出す手続きをしなければ奪うことはできません。

でも現金が入っているので、そこから1枚2枚、それこそ10枚引かれても数えなければ気付けません。それに、私の目の前じゃない限り、開けた時点で全部持っていくのが普通でしょう。盗まれる危険が常につきまとっているというのがデメリットになりますね。

ですから、金庫は常に最新式であることを求められます。泥棒が入る確率はわかりませんし、それこそ金庫なんて無くても一生大丈夫かもしれません。ですが、絶対大丈夫ということはありませんし、現金を手元に置いて見たいということの条件とでも言うのでしょうか。そういった面での危機管理が非常に大切になるので、やはり普通は通帳に刻まれた数字を見ることで満たすべき欲求なのかもしれませんね。

とはいえ、多額の現金が目の前にある幸福感、そうそう味わえるものではありませんよ。オススメしたいけどオススメできない、少し特殊な趣味であるのは間違いありませんね。