金庫は10階建てビルから落としても大丈夫?

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金庫を購入するときは、できるだけ頑丈な作りの金庫を購入したいと思うでしょう。頑丈と一口に言ってもその強度は金庫によってそれぞれ異なります。ある程度の強度があることがわからないと、安心して金庫を購入できないと思います。

金庫の頑丈度を計る規格が存在することをご存知でしょうか。この試験内容を知っておくと、この規格が付けられている金庫ならある程度耐久性がある金庫だと安心して購入することができると思います。

日本工業規格(JIS)でも金庫の規格が定められています。その耐火試験では実際の火災の時と同じように、火が燃え広がると想定した試験が実施されているのです。

加熱試験では金庫を炉内に入れて火を起こして一定時間燃やしてから金庫内の温度を測定します。

その後炉内で自然冷却させてから金庫の劣化状態をチェックします。金庫内をチェックして金庫加熱前に中に入れた物が劣化していないかどうかを調べて、耐久性を判断します。

耐火試験のあとに引き続き衝撃度を計る試験が行わるのですが、自然冷却させた金庫を4分以内に9.1メートルの高さから下に置いてあるレンガに向けて落下させるという実験を行います。

それで金庫の衝撃度を調べて、金庫自体の損傷度や中身の損傷度を調べるのです。このような実験をクリアした金庫は相当衝撃に強いと判断できるでしょう。

この試験に合格した金庫なら10階建くらいのビルの高さから金庫を落下させたとしても、中身を守ることができるかもしれません。